釣りに挑戦(1)準備編

釣り

まず、「釣りかゴルフか」という悩みへの対応

この選択に悩みました。結論として釣りとゴルフの選択なら、僕は釣りを選びました。

なにより釣った魚を食べるのは美味しいから。

たしかにゴルフの話にはついていけなくなるのが難点です。でも、しないと決めればなんとかなりました。釣りというオプションが胸の内にあると、断るときも素直に言えるようになります。

ゴルフの最中に会社の人事や予算を決めたり、取引先に気をつかったり。

面白くない経験をしたこと、ありませんか?

人事の話などは聴くだけで僕は吐き気がします。がんばって参加した時期もありました。でも、純粋な気持ちでプレーに没頭ができないのです。ストレスを溜める休日は、本末転倒でしょう。

『釣りバカ日誌』にでてくる鈴木社長が、ゴルフを嗜みながらもなんとなく釣りの魅力に惹かれたのも頷けます。

釣りのメリットは、釣れようが釣れまいが自分のペースでできる点です。

仕掛けが切れてしまった場合等に備えて最低限の人間関係は必要です。ただ、その程度。乗合船であれば困ったときは船頭さんが助けてくれますし。

他人に振り回されないこと、それが大人の趣味でたぶん一番大事です。

「坊主でもしかたない」という大らかな気持ちでいいんです。そうすれば干渉されるどころか、帰り際にお土産の魚をだれかがくれたりします笑。

陸から釣るか、船に乗ってしまうか

実際に経験してみて、おススメなのは、船釣りです。

東京の江東区、神奈川の川崎、千葉の市川あたり等からたくさんの船がでています。船に乗ることでビギナーでも釣れる可能性が飛躍的に高められます。

一見費用が高そうですが、結果的に安いのです。好ポイントへの高速料金、ガソリン代、運転の疲労感、エサ代などをもろもろ考えると、陸釣りは帰って贅沢かもしれません。

ただ、どうしても船酔いになるのが心配…という方がおられるでしょう。

大丈夫です。

適度に朝ごはんを食べて、アネロン「ニスキャップ」という酔い止めを飲んでください。実は私も胃弱です。中学生のころ、帰るに帰れず終わるまで甲板で死ぬ思いをしたことがあります。船釣りは尻込みしていました。そういう僕でもアネロンを飲むと波の動きを楽しめるくらいに対応できました。

船酔いになると全く楽しめないので、必ず飲むようになります。これはアマゾンで量の多いものを買っておいて損はないです。

また、コンビニのおにぎりやアンパンでもいいので適度に食べておきましょう。少し多めに食べ物は持って行っておくのがおススメです。海に出たら自由は制限されます。

特に甘いものは予備をもっておきましょう。海上だとなぜか甘いものが欲しくなります。

サワラの釣り船に予約して乗ってみた

東京と千葉の間を流れる江戸川の釣船屋を予約しました。高速道路を使わずにすぐに家から行ける場所です。早朝ですから、近接性重視で選択します。

疲労蓄積を避けるため初心者の遠出は禁物です。帰りが辛くなります。その日に調理するためにも体力は温存すべきなのです。

予約は、おっさん得意の電話でOKです。電話は、細かい要望を伝えられます。なんだかんだで最強のコミュニケーションツールです。電話で一気に商談をすすめられる経験を活かします。

おっさんでも「はじめて」といえば対応が丁寧になります。自信がない場合は「竿とか仕掛けとか、ラインを結ぶのもできないです」と言っておきましょう。

大事なのは見栄をはらないことです。お金を払っているのです。横柄になってはいけませんが、おおらかかつ堂々と姿勢でかまいません。

私の場合も無料でリールと竿を貸してくれました。船宿のほうも、席が空いてるのであれば埋めたいのが心情。付帯サービスをしてくれるケースが多いです。ただし、ルアーはロストするとその分だけ付帯料金が発生するので注意が必要です。

釣り道具は凝りだすと、かなり高額になります。

基本的に初心者はいきなり買わないで借りたほうがよいでしょう。また高額なものも必要ないです。安い物でも、獲物をゲットできた竿にはなぜか愛着がわくものだからです。

ルアーだけ、安い物を事前にいくつか購入することをおすすめします。ロストすると一つ1500円~2000円の費用が加算されるので高くつきますし、初心者の場合はロストが実際に発生する確率は高いです。

釣り具大手のダイワの製品でも1,000円前後のルアーもあります。通販やキャスティングなどの釣り具屋を試しにみてみましょう。100円ショップのダイソーも立派なルアーを置いています。正直、最初はそれで十分です。安価品でよいので、3~5個ぐらい持っていきましょう。

駐車場はだいたい用意してあることが多いですが、念のため電話時に確認しておきます。

服装についても確認しておきます。ない場合は、ワークマンで購入すると安く手に入ります。釣りに使う服や長くつは汚れるので、こだわる必要はないです。寒さ対策として、肌着はよいものを着用するのが鉄則です。

このような確認事項があるので、電話の方が即時に確認できるのでよいのです。ただどうしても電話で話したくないという人は釣割のような予約サイトもあります。

乗合船の一人当たりの値段について

本来は「アジ5目」と言ったようなビギナー向けのプランを狙っていました。価格も8,000円程度のお手頃です。ただ、今回はあいにく満席でした。サワラのルアー釣りなら席に空きがあるということで案内されました。

13,000円/一人とのこと。私の場合、少し前なら躊躇する金額です。ただ、そこは中年になった今ならお支払いできます。誰でもない自分のためにお金を使えることの尊さを噛みしめます。

乗船してみると、やはり50代以上が多いでしょうか。若い人も混じり、大学生3人組が私の様に貸し竿を借りています。

船はゆっくりと江戸川から東京湾へと向かいます。

川崎と木更津を結ぶ海ほたるがある辺りまで行っているようです。正確にはわからなかったです。

1時間くらいかかるのかな・・・。ですが海からの美しい朝の風景に眺めているうちに、早々にポイントに到着です。体感的には40分くらいであったような気がしますね(続く)。

  

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